ウェビナーツール×MAツールで生まれる効果とは?
ウェビナーツールとは?MAツールとは?
ウェビナーツールやMAツールとはどのようなツールなのでしょうか。
ウェビナーツール:Web上でセミナーを開催できるシステム
Web上で開催するセミナーをウェビナーと言います。そして、これを開催するためのシステムがウェビナーツールです。インターネットを介して映像を配信することでセミナーを実現します。
ネットを介した映像のやり取りというと、Web会議システムを思い浮かべる人も多いでしょう。ウェビナーツールも基本的には似た特徴を持ち、遠隔地同士で映像を送受信し、コミュニケーションを取ります。
しかし、セミナーを開催することに特化したシステムであるため、参加者の管理機能やSNS連携など、セミナーを円滑化する機能を備えています。
MAツール:マーケティング活動の一部を自動化できるシステム
MAは「Marketing Automation」の略で、マーケティング活動の自動化を意味する言葉です。
マーケティングには、リード管理やユーザー情報の収集、メール配信などさまざまなプロセスが存在します。これらの中には、単調で機械的なプロセスも少なくありません。そこで、ITツールによってプロセスを自動化しようとする概念が生まれました。その概念のことをMAと言い、実際に自動化するITツールをMAツールと呼びます。
近年日本では労働力の減少が進んでおり、それを補うために多くの企業がMAツールの導入に乗り出しています。MAツール市場は堅調な拡大傾向にあり、それに伴ってMAツールの機能も充実してきました。他ツールとの連携などにより、幅広いプロセスに対応できるようになっています。
ウェビナーツールとMAツールを連携してできることは?
ウェビナーツールとMAツールは連携させられます。どのような機能が使えるようになるのでしょうか。
集客メールやフォローメールの自動送信
ウェビナーを開催する際には、集客を行わなければなりません。そこで役に立つのがMAツールのメール配信機能です。事前にシナリオを設定しておけば、それに沿ってシステムが自動的にメールを配信してくれます。このメールに、ウェビナー開催用URLを記載するなどすれば、スムーズに集客できるでしょう。
一方、ウェビナーは開催後のフォローも重要です。あくまでウェビナーは人を集めて接点を構築する手段であるため、そこから次のステップへつなげなければなりません。そこで、ウェビナーツールで取得した参加者のメールアドレスをMAツールと共有すれば、スムーズなフォローが可能になります。
また、MAツールで作成したアンケートをウェビナーツール上で送信し、参加者に答えてもらうといった運用もできます。すぐに意見を集めることで、一人ひとりに適したフォローが実現するでしょう。
顧客情報の一元管理
オフラインのセミナーでは、顧客情報の管理に膨大な手間がかかることがあります。名刺の整理やExcelへのデータ入力など、いずれも人の手で行わなければならないため、スタッフの負担になります。
一方、ウェビナーでウェビナーツールとMAツールを組み合わせれば、これらのような負担は発生しません。ウェビナーの参加登録時に入力された顧客情報が自動的にMAツールへ送信され、リスト化されます。また、営業担当者によって作成されていたMAツール上のデータと組み合わせることで、顧客を多角的に把握できるようになります。結果的に営業は、顧客それぞれのフェーズやマインドに合った提案が可能となり、成約数を上げることに繋がります。
ウェビナーツールとMAツールを連携させた事例は?
最後に、コクリポとMAツールを連携させて運用している事例を1つ紹介します。
JTBビジネストラベルソリューションズ様の成功事例
JTBビジネストラベルソリューションズ様は、ビジネストラベルを専門とする旅行会社様です。
同社は、コロナ禍の影響により顧客にサービスを紹介できる機会が激減したことを課題に感じていました。リアルイベントが困難になる中、注目され始めていたウェビナーの導入を決断したと言います。そして、コミュニケーション機能が充実していることに注目し、コクリポを導入しました。
そして、もともと使っていたMAツールとコクリポを連動させて運用を開始。MAツールでウェビナー予約ページを作成し、コクリポのウェビナーURLを記載したメールを予約者に送ることで、スムーズな案内を実現しました。さらに、コクリポのウェビナー終了後、画面にMAツール上のアンケートページへのURLを表示。これにより、個人に合わせて最適化したフォローができるようになったと言います。
まとめ
ウェビナーツールとMAツールの連携を検討しよう
ウェビナーツールはウェビナーを配信するためのツールです。一方、MAツールは顧客情報の管理やそれを活用したマーケティング活動を自動化するツールを指します。これらを連携させることで、ウェビナーに伴うマーケティング業務を効率化できます。より少ない負担でウェビナーを開催することが可能となり、加えて、顧客情報をデータ管理することで、顧客それぞれに合った提案が可能となり、成約数を上げることに繋がるでしょう。
コクリポは、ウェビナー中に得られた参加者情報や、アンケート・チャット履歴等の各種データがCSVで書き出し可能なので、ご利用中のツールとの連動も比較的ラクに出来ます!
この機会にウェビナーツールとMAツールの連携を検討してはいかがでしょうか。