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つまらないウェビナーを劇的に変える登壇者のスキルとは?

 
 

 
 

なぜウェビナーで「つまらない」と感じさせてしまうのか?


 
 

ウェビナーは、従来のリアルな会場で開催されるセミナーと比べて、視聴者に「つまらない」と感じさせてしまいがちです。この違いはなぜ生じてしまうのでしょうか。

 

まずは、視聴者側の視点に立って考えてみよう

皆さんは、ウェビナーに参加者として参加する機会と、プレゼンターや司会者などで登壇する機会ではどちらが多いですか?普通の人は、参加者側の立場でウェビナーに触れる機会のほうが多いでしょう。

「なぜウェビナーがつまらないのか」を考える前に、自分自身が参加者としてウェビナーを視聴する場合を思い出してみましょう。

 

皆さんは、どんなふうにウェビナーを見ていますか?

 

たとえば、PCで何かのウェビナー会場にアクセスし、入場したシーンを思い浮かべてみてください。そして、画面に登壇者が現れ、資料を使って話を始めます。

 

そのときあなたは、何をしていますか?

 

ウェビナーが行われているアプリやブラウザのタブを、じっと見て聞いていましたか?それとも、他のブラウザやタブで、メール・Slack・チャットワークで誰かとやり取りしていませんでしたか?同僚の方と雑談していませんでしたか?

または、リモートワーク中にご自宅でテレビを見ながらウェビナーを聞いていませんでしたか?こういった、いわゆる「ながら見」をしていた人も多いはず。そう、そもそもウェビナーは集中して聞かないのが普通という状況を理解しましょう。

ウェビナーとリアルな会場でのセミナーの一番の違いは、参加者の聞く姿勢にあります。従来のセミナーでは、集中して聞ける環境が整っています。リアルな会場に足を運び、周囲にたくさんの人がいる環境ですから、否応なく集中して話を聞くことになります。

一方、ウェビナーでは参加者は「自分が聞きたい話になったな」と思ったときに初めて集中してウェビナー画面を見つめるといったことが起こっています。それ以外の時間は流して聞いています。

 

ウェビナー用のマインドセットへ変えることが非常に重要

登壇者側は、ウェビナー参加者が基本的には「ちゃんと見ていない」「ちゃんと聞いていない」ことを頭に入れてプレゼンテーションをする必要があります。ウェビナーの登壇者・プレゼンターはほとんどの場合、リアルなセミナーや説明会で登壇していた方がそのまま同じ役割を担われている場合が多くあります。

しかし、『大きなリアル会場で数千人の聴衆を前にプレゼンしたことがある』『50人規模の説明会で毎週話をしている』など、こういったリアルなセミナー・説明会での実績や、経験が豊富な方でも、ウェビナーだと「伝わらない」「共感を得られない」「そもそも聞いてもらえない」と悩まれている登壇者がたくさんいらっしゃいます。

この解決方法として、もともとトークがうまい方であれば、単純なマインドとテクニックを身に着けるだけで、あっという間に解決できる問題でもあります。では、そのマインドとテクニックとは何なのでしょうか。

 
 

ウェビナー登壇者に必要な「マインド」って?


 

まずはマインドについてご紹介します。

これは何かと言うと、「自分の話を熱心に聞いてくれている一人の人に話しかけるように話す」という心構えです。

リアルな会場に人が集まって聞いてくれるセミナーに比べ、ウェビナーでは、会場に集ってくれている皆さんの顔も様子も見えません。WebカメラやPC内蔵のカメラに向かって、つまり見えない群衆に向かって、一人で話し続ける行為がウェビナーのプレゼンテーションです。

そして、先ほどご紹介したように、参加者は最初から最後まで視聴してくれるわけではありません。自分の興味があるパートだけつまみ食い的に聞きにきています。

たとえば、

 

1.皆さまのお困りごとについて
2.それを解決する事例について
3.その事例で使われている自社サービスの特徴について
4.自社サービスの価格について

 

という構成のウェビナーを例にすると、1.と2.だけ聞きにきている人、3.だけ聞きにきている人、2.と4.だけ聞きにきている人などが存在します。自分の興味のないパートのときは、メールやSlackを開いたりTVを見たりしています。つまり、たとえ100人が入っているウェビナーであっても、今の自分の話を聞いてくれているのは30人程度だろうと考えましょう。

そして、その中でもっとも熱心に聞いてくれている人を一人イメージし、その人に1対1で話しかけるつもりで話すのです。

こうすることで、大勢に向けて演説をしているような肩の力が入ったプレゼンではなく、聞かれた質問に答えているような自然な話し方ができます。

これがウェビナーでは大事で、大きな会場であればポジティブに作用する熱意あるプレゼンテーションも、ウェビナーだと暑苦しくてうるさく聞こえてしまうのです。PC画面から1時間以上、政治家の街頭演説のようなテンションの高いプレゼンが聞こえてくることを想像してみてください。参加者側は、疲れてしまい、とても最後まで視聴できるマインドではなくなり、離脱を招く可能性があります。

ウェビナーでは、テンションが高すぎず低すぎず、ちょうど自分の話に興味津々の人からされた質問に喜んで答えるときのような自然なテンションがちょうど良いのです。

 
 


 
 

 
 

「面白い」と感じるウェビナーへ変えるコツは?


 

次は、参加者に「面白い」と思ってもらうためのテクニックをご紹介します。

 

「間」を意識してしゃべる

「間」を意識してしゃべるというテクニックです。しかも1秒とかではなく、3秒程度や場合によっては5秒以上の「間」を意識的に使うというテクニックです。

これはプロの話し手であるアナウンサーの方や、芸人の方であれば当たり前に見につけている、基本中の基本のテクニックですが、一般人では、使いこなすには難易度が高いです。

ただでさえ焦ってしゃべりのスピードが速くなってしまうウェビナーのプレゼンテーションで、5秒も黙るのは非常に勇気が必要です。しかし、リアル会場でのセミナーではなく、多くの方がちゃんと見ていないウェビナーだからこそ、この5秒の「間」が生きてきます。

メールやSlackで仕事をしながら、ウェビナーが自分の興味のあるパートにさしかかるのを待ってる参加者は、基本、耳でウェビナーを聞いています。ずっと登壇者がしゃべっている状態から、突然5秒も「沈黙」状態になると、「ん?」と気になってウェビナー画面を見に来てくれる方が増えるのです。

例えば、仕事や読書をしながらTVのバラエティー番組を「ながら見」していて、賑やかな番組が突然シーンと静まったら、「ん?」と気になって画面に目をやってしまうことってありませんか?あの心理をウェビナーでも利用するために、長めの「間」を意識的に使ってみましょう。

 

一文は短く、分かりやすく話す

伝えたいことがたくさんあると、つい一文が長くなってしまいませんか?「伝えたいことが多ければ一文が長くなるのは当たり前では?」と思っている方も多くいらっしゃるかもしれません。しかし、文章は簡潔なのが理想的。一文が長いと、その一文を理解するために頭の中に長く情報を留めなくてはならず、聞く人は疲れてしまいます。

そこで意識したいのが「文章を長くする」のではなく「短い文章を増やす」ということ。あくまで内容は変えず、簡潔な文章を増やすことで全体の情報量を増やしましょう。大きな食べ物を一気に口に詰め込むのは大変ですが、小さなものを次々食べていくのなら簡単ですよね。このイメージで台本を作りましょう。

もっとも良いのは、一文に伝えたい内容が1つだけ入っている文章です。特に、結論のような重要な内容は、それだけを一言でビシッと言い切るようにしましょう。

 

視聴者が参加できる形にする

ここまで何度か触れてきたように、ウェビナーというのは基本的に集中して聞かないものです。リアルな会場と異なり、あくまで画面越しの視聴であるため、参加者は自分が参加しているという実感を抱けません。では、ウェビナーではどんなに工夫をしても臨場感を演出できないものなのでしょうか?

実は、ある工夫で参加者のコミット度をグッと引き上げることが可能です。

その工夫とは視聴者参加型のウェビナーにすることです。たとえば、ウェビナーツールに備わっているアンケート機能。これを使えば、リアルタイムで視聴者にアンケートを実施できます。そして、そのアンケート結果を踏まえて、話の展開を工夫したり、変更したりすることで、視聴者は自分の意見がウェビナーに反映されることで、退屈だと感じることが少なくなります。

人は、相手の話を一方的に聞くよりも、お互いに意見を出してそれに対する反応をし合ってという、双方向のコミュニケーションのほうが面白く感じます。コクリポにはシンプルで使いやすいアンケート機能やチャット機能が搭載されていますので、ぜひ活用してみてください。

 

ファシリテーターを用意する

セミナーで話をするにしても、記事を書くにしても同じですが、誰かに何かを伝えるときには、視点を間違ってはいけません。どういうことかと言うと「自分が伝えたいことを伝える」のではなく、あくまで視聴者の視点で「聞き手が知りたいことを伝える」姿勢が大事ということです。

ところが、ウェビナーでは、講演者は孤独な環境で独り話をすることになります。聞く人の視点に立つのは、なかなか難しいというのが本音ではないでしょうか?そこで活用したいのが、ファシリテーターです。ファシリテーターとは、講演者と一緒に登壇し、聞き手の立場で話の流れを作る人のこと。具体的には、講演者に質問をして話を引き出したり、話に相槌を打ってスムーズなトークを促したりする人を指します。

ファシリテーターを用意することで、登壇者は目の前の聞き手に向かって話せば良くなるので、心理的なハードルが下がります。また、たとえ登壇者が話を脱線しそうになっても、ファシリテーターがいれば、軌道修正も容易になります。

ただし、ファシリテーターにもスキルが求められます。画面の向こうにいる参加者を代表して話を聞く役割ですから、社内の人物ではなく、外部の第三者になりきる必要があります。二人でしっかりとリハーサルをし、さらにそれを別の人に見てもらうなどしてブラッシュアップしていきましょう。

 
 

まとめ

 

ウェビナーを「つまらない」から「面白い」へ変えよう

 

ウェビナーは従来のセミナーと異なり「ながら見」をされやすい傾向があります。そのため、そもそも参加者の集中力を惹きつけにくく、つまらない内容になりがちです。
以下の点に留意し、効果的なウェビナーを実現しましょう。

 

・「そもそも一部の人しか聞いていない」という状況を理解する。
 
・「自分の話を熱心に聞いてくれている一人の人に話しかけるように話す」という心構えを身に着ける。
 
・自然に会話をするような話し方を意識する。
 
・5秒の「間」を取り入れる。
 
・伝えたい内容は、一文にまとめる。短い文で簡潔に伝える工夫をする。
 
・アンケート機能や、チャット機能を活用し、双方向のコミュニケーションで臨場感あふれるセミナーを演出する。
 
・可能であればファシリテーターを準備し、登壇者の心理的負担を軽減する。
 

 
 

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