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もう迷わない!ウェビナー別マイクの選び方・おすすめアイテムはこれだ!

 
 

 
 

マイクの特性と注意点

ウェビナーの成否は、鮮明な音声を視聴者に届けられるかどうかによって大きく左右され、ウェビナーの品質を下げてしまうおそれがあります。マイクの特性と注意点を詳しく見ていきましょう。

 

PC内蔵マイク:指向性が広いうえ、距離があるため

マイクの品質を考える際には指向性に留意する必要があります。指向性とは、マイクが音を拾う方向の広さのことです。これが広いマイクは広範囲から収音し、狭いマイクは限られた範囲からのみ音を拾います。

一般的に、登壇者が1人のウェビナーでは指向性は狭いほうが望ましいとされています。限られた範囲からのみ収音したほうが、周囲の雑音を拾わずに済み、本当に収音したい音声だけを拾えるからです。

ところが、PC内蔵マイクは指向性が広く設定されています。そのため、ウェビナー登壇者の発言以外も拾ってしまい、それらが雑音として視聴者に届くことになります。特に、周囲の人がいる場合や、キーボードを叩く必要がある場合は、それらが雑音として伝わり、ウェビナーの品質を下げかねません。

また、PCに内蔵されているという特性上、登壇者とマイクの間の距離が空いてしまいます。これでは登壇者の発言を拾いづらく、鮮明な音声を届けられません。もし演者の声のみを確実に届けたい、余計な音は入れたくない!という事であればマイク付きイヤホンや、ヘッドセット型といった外付けのマイクをご利用されると単一指向性のマイクになりますので、余計な音を拾ってしまうという事が少なくなります。

 

マイク付きイヤホン:雑音や遅延が発生しやすいため

上記でマイク付きイヤホンやヘッドセット型といった外付けのマイクをお勧めしましたが、マイク付きイヤホンやヘッドセットなどにも注意する点があります。身体に付けているという性質上、衣服に擦れるなどして音が発生してしまうからです。

また、Bluetoothで接続している場合は通信の安定性にも不安が残ります。ただでさえPCのCPUがウェビナーツールの処理に割かれている中、Bluetoothまで使用すると負荷が大きすぎ、音声の遅延や停滞が発生する可能性があります。さらに、Bluetoothの通信は電子レンジなどの家電製品から干渉を受けやすく、これが原因で停滞・遅延が生じるのも難点です。

このような現象が発生した場合も、焦らずに、マイクのONOFFの切り替えを行ったり、リロードするなどして、対応してみましょう。また予備のマイクを準備しておくこともお勧めします。

 
 

ウェビナーで使用するマイクの選び方

では、ウェビナーに適したマイクはどのようにして選べば良いのでしょうか。

 

配信に適した形状か

一口にマイクと言っても、その形状は多種多様です。先述した身体に装着する種類もあれば、広範囲から収音できるスピーカーフォンもあります。

どれを選ぶべきかはウェビナーの形式によります。たとえば、登壇者が1人だけであれば手で持ったり机に設置したりして使える単体のマイクが適しています。指向性切替機能など、音質を追求できる機能を備えていることも多く、高音質のウェビナーを提供したい場合におすすめです。

一方、対談形式のウェビナーなど、複数人が登壇する場合は広範囲の音を拾いやすいスピーカーフォンが適しています。雑音を集めやすいという難点はありますが、マイクを持ち替えたり向きを変えたりする必要がありません。
また、登壇者が動き回る必要がある場合は、胸元に付けるピンマイクも選択肢の1つになります。身体に装着する以上雑音は拾いがちですが、登壇者とマイクの距離が変わらないのがメリットです。

 

単一指向性か、全指向性か

先述したように、PCに備え付けられているマイクは基本的に全指向性です。収音する方向を特定せず、周囲360度から音を集める分、ノイズも多く拾いがちです。そのため、たとえばオフィスの一角でウェビナーを配信していると、オフィス内で生じる物音も収音してしまい、それがノイズとして視聴者の耳に届くことになります。

これを避けるには、特定の方向からのみ収音する単一指向性のマイクを選びましょう。カラオケで使われるような単体マイクのほか、ピンマイクやヘッドセットは単一指向性です。

反対に、対談形式のように複数人が登壇するウェビナーの場合、単一指向性では全員の声を拾えず不都合です。この場合はWeb会議でよく利用される設置型の全指向性マイクを採用すると良いでしょう。

 

有線か、無線か

マイクとPCの接続方法にはいくつかの種類がありますが、それらは大きく有線接続と無線接続に分けられます。たとえば、USBケーブルを使用するのは有線の代表的な接続方法で、Bluetoothなどは無線の接続方法です。

音質を追求するのであれば、理想的なのは有線接続です。ケーブルによってしっかりと接続されているため、安易に途切れることはありません。周囲の電子機器から電波の干渉を受ける心配もなく、安心して使用できます。

ただし、登壇者が動き回る場合や複数人が登壇する場合は、有線ではマイクを動かしづらく不都合です。その場合は無線の接続方法を採用しましょう。ワイヤレスという性質上、電波が届く範囲であれば自由に動かせます。

 
 

外付けマイクの活用方法

外付けマイクにはさまざまな便利機能が搭載されているケースが多いです。たとえば、設置型のマイクであれば、マイク自体にON/OFFのボタンや音量調節の機能がついていることがあります。配信に使っているツールを操作しなくても、手元のマイクで音声のコントロールが可能です。また、ノイズキャンセリングのように雑音を軽減する機能を持ったマイクもあります。

ウェビナーにおいて、音質が視聴者に与える印象は非常に大きなものです。そして、これらの機能を有効活用すれば、視聴者に快適に視聴してもらえるようになります。こだわり始めるとキリがなくなりますが、十分な機能を備えながらも安価な外付けマイクは多くあります。予算の許す範囲内で、できる限りの高音質を追求してみましょう。

 
 

ウェビナーにおすすめのマイクをご紹介

ここまでウェビナーで使うマイクの選び方を紹介してきました。では、具体的にどのような製品を選べば良いのでしょうか。続いてはおすすめのマイクを紹介します。

 
■ロジクール H390 USBパソコンヘッドセット
 

 

ロジクール社が提供するヘッドセット。USB-Aコネクタにより接続する有線タイプの製品です。単一指向性でありノイズキャンセリング機能も搭載されているため、登壇者の発言を視聴者へクリアに届けることができます。USBケーブルが2.33mあり、有線でありながら動きやすいのも特徴です。

 
■BLACKWIRE 5200 シリーズ
 

 

Poly社が提供するヘッドセット。USBで接続する有線接続タイプです。人間工学に基づいた設計で快適に装着できるため、長時間にわたるウェビナー配信に適しています。ZoomやCisco、Googleクラウドなどの多様なプラットフォームと互換性を持ち、高品質な音声を実現します。

 
■サンワサプライ 4極対応ヘッドセット MM-HS407BK
 

 

サンワサプライ株式会社が提供する折り畳み式ヘッドセット。ボリューム調整など、手元のボタンで音声をコントロールできるのが特徴です。また、ウィンドスクリーンによるノイズ軽減機能も持ち合わせ、クリアな音声を届けられます。

 
■Blue YETI
 

 

ロジクール社が提供する単体マイク。高額で高機能なマイクです。指向性を単一指向性や全指向性、双指向性などに切り替えられるほか、ミュート/アンミュートなどの操作も手元のボタンで使用できます。接続はUSBを使用した有線式です。

 
■YAMAHA ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン YVC-200
 

 

ヤマハ株式会社が提供するスピーカーフォン。全指向性であり、一度に周囲4名程度の発言を収音できます。接続はUSBによる有線式とBluetoothによる無線式の両方に対応しています。自動で音量を調節するオートゲインコントロールを筆頭に、音質を向上させる機能が豊富に備わっています。

 
 

 


 
 

ウェビナー参加者に快適な音声を届けるコツ

せっかく高品質なマイクを取り入れるのなら、上手に活用してパフォーマンスを最大限に引き出したいところです。そこで、最後は良質な音声を届けるコツを2つ紹介します。

 

本番前にマイクテストをおこなう

どの程度の音質や音量になるのかは、実際に使ってみなければわかりません。本番で思わぬトラブルに見舞われないよう、必ずマイクテストを実施しましょう。登壇者の声を入力し、実際に視聴者側へどのように届くのかを確認します。ボリュームや指向性など、話者とマイクの距離などを調節し、快適に聞こえるようにしましょう。

また、周囲の環境にも注意が必要です。ノイズがどの程度紛れ込むのか、マイクの機能によってそれをどれくらい排除できそうなのか、実際に試してみましょう。

 

オーディオインターフェースを導入する

オーディオインターフェースは、アナログの音声データとデジタルの音声データを相互に変換する機器です。マイクから入力した音声をインターネット上で配信するには、これを使ってアナログデータをデジタルデータに変換する必要があります。PCに最初から内蔵されているため、オーディオインターフェースの導入は必須ではありません。

しかし、それはあくまで最小限の機能を持ったものです。高品質なウェビナーを行いたいのであれば、もっと本格的なオーディオインターフェースを導入しましょう。

 

 

 
 

まとめ

 

ウェビナー用のマイクを活用して、良質な音声を届けよう

ウェビナーは従来のオフラインセミナーより気軽に配信・参加できます。しかし、裏を返せば視聴者にとって離脱のハードルも低いと言えます。音声の聞こえづらさや些細なノイズが離脱の原因となりかねません。そこで重要なのが音質の向上と、そのためのマイク選びです。ウェビナーの形式に合ったマイクを導入し、鮮明な音声を視聴者に届けましょう。

 
 

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