【目的別でわかる】ウェビナー開催で揃える機材おすすめ9選!
■ウェビナーにおいて最低限用意すべき機材
└自宅や社内:PCが1台あれば、最低限の配信が可能
└専用スタジオ:何も用意しなくても配信が可能
■【目的別】ウェビナーの質を高める便利機材
└配信の安定性を高めたい
└映像を見やすく、分かりやすくしたい
└複数人で登壇したい
■ウェビナーの配信で押さえておきたいポイント
└インターネット環境を整備する
└自社に合った配信ツールを選定する
■まとめ
ウェビナーにおいて最低限用意すべき機材
ウェビナー(オンラインセミナー)を配信するためにはどのような機材が必要なのでしょうか。
自宅や社内:PCが1台あれば、最低限の配信が可能
自宅や社内でウェビナーを配信したい場合は、特別な機材は必要ありません。PCとカメラ、マイクがあれば配信できます。ノートPCの場合はカメラやマイクが内蔵されていることが多いため、新しく準備すべき機材はありません。
カメラが内蔵されていない場合は別途用意する必要がありますが、スマホで代用できることもあります。スマホスタンドなどを活用して固定しておけば、それだけで立派にカメラの役割を果たしてくれるでしょう。
また、マイクが内蔵されていない場合も別途用意しなければなりませんが、大掛かりな機材は不要です。PCに有線で簡単に外付けできるシンプルなものや、ヘッドセットのような形態でも構いません。
ただし、ある程度高品質なウェビナーを目指すのであれば、機材も上質であるに越したことはありません。カメラの画質やマイクの音質、ネットの安定性など、ウェビナー参加者が快適に視聴できる環境を整えましょう。
専用スタジオ:何も用意しなくても配信が可能
自社で機材を用意する場合、カメラの画質やマイクの音質などを踏まえて適切な製品を選ぶ必要があります。これは一見簡単そうですが、実際に選定しようとするとどこまで品質を追求すれば良いのか分からず、時間がかかりがちです。セッティングも含めると、かなりの労力を想定しておいたほうが良いでしょう。
また、それほど高頻度でウェビナーを開催するつもりがないのなら、高額な機材を購入するのはコストパフォーマンスが悪いでしょう。
そこで活用したいのが専用スタジオです。申請すれば機材をレンタルでき、セッティングを任せられます。スタジオは映像や音声を収録するために整えられた専用の環境ですから、レンタルできる機材も良質なものが揃っており、快適に収録できます。
具体的にどこまで環境が整っているのかはスタジオによって異なりますが、すべて自社で整備するより負担が少なく済むでしょう。機材の充実したスタジオなら、当日はスタッフが手ぶらで現場に向かうだけでウェビナーを配信できます。
【目的別】ウェビナーの質を高める便利機材
続いて、自社でウェビナー配信用の環境を整備する場合に用意すべき機材を具体的に紹介します。
配信の安定性を高めたい
安定した音声や映像を配信するためには以下の機材を用意しましょう。
1.Webカメラ
ウェビナー講師が1人だけであれば、PCに内蔵されているカメラでも事足りるでしょう。しかし、複数人による対談形式のウェビナーの場合、もっと視野角の広いカメラが必要です。また、PCが古い製品だったりスペックの低いものだったりすると、画質が悪くなるため、もう少し良質なカメラを用意すべきです。
では、具体的にどの程度の品質を持つカメラなら良いのでしょうか。コクリポで外付けWebカメラについて検証をしたところ、「Logicool C922」では高品質な映像を撮影できました。オートフォーカス機能が搭載されているほか、卓上向け製品でありながら三脚も付属し、さまざまな状況に対応できます。
2.外部マイク
PC内蔵のマイクでもウェビナーを配信できますが、できる限り外部マイクを使いましょう。なぜなら、PC内蔵のマイクではキーボードを打つ音なども拾ってしまい、ノイズとなるからです。
一方、外部マイクは適切に音声を届けるために、さまざまな機能が搭載されています。たとえば、音量調節機能を使えば、マイクが近くにあっても大きすぎる音が伝わることはありません。また、ノイズキャンセリング機能が搭載されていれば、周囲の環境音を遮断して、講師の発言だけを集音できます。
さらに、ヘッドセットやピンマイクのように講師が身体に装着するものであれば、講師の発言だけを確実に拾えます。マイクの位置を気にして講師の立ち位置が束縛されることもないため、ウェビナーの内容に集中できるでしょう。反対に、複数人の対談形式のように、多人数の発言を集音する必要がある場合は、全方位の音を拾える据え置き型のマイクが適しています。
3.オーディオインターフェース
オーディオインターフェースとは、音声がPCの内外を行き来する際に、さまざまな調整を行う機材です。そのままではノイズなどが入っていて聞きとりづらい音声を、クリアなものに変えてくれます。
PCにはオーディオインターフェースが内蔵されていることが多いですが、品質はあまり期待できません。ウェビナーで多数の人に快適な音声を届けるには、より優れたオーディオインターフェースを用意するのが理想的です。
映像を見やすく、分かりやすくしたい
カメラが優れていても、周りの環境が適切でなければ見やすい映像にはなりません。そこで、次は視聴者に優しい映像を作るために必要な機材を紹介します。
4.LED照明
ウェビナー動画を撮影する際、撮影場所の光の加減は映像の質に大きく影響します。基本的に、一般的なオフィスの照明ではウェビナー動画を撮るには暗すぎるため、調整が必要です。講師の顔が暗いとそれだけで印象が悪くなります。少し明るい環境を整えましょう。
具体的には、講師に適切な照明を当てることでカメラ映りを改善できます。特に、ライトにかぶせるソフトボックスを使えば照明の光がマイルドになり、画面全体の明るさが均質化します。全体がワントーン明るくなるだけで、映像の見栄えは大きく改善するでしょう。
近年、動画コンテンツの普及に伴って撮影用の照明は手軽に購入できるようになっています。安価なものでよいので、LEDライトを1つ用意しておくことをおすすめします。それでも照明を用意するのが難しい場合は、PC側での明度調整も可能です。ホワイトバランスを微調整し、もっとも美しく見える明るさを目指しましょう。
5.クロマキー背景
映像に映るのは講師の姿だけではありません。背景も配信されてしまいます。特に自宅でウェビナーを配信する場合は、自宅の様子が伝わってしまうため、避けたい人も多いでしょう。また、視聴者にとっても、余計な情報が映り込んでいると話に対する集中力が削がれてしまいます。
こうした問題を解決するために有効なのが、クロマキー背景です。映像のうち、講師以外の部分を排除し、そこに別の画像を合成できます。ブルーやグリーンの背景を用意しておけば、クロマキー技術によって講師以外の部分を正確に排除できるため、自然な合成映像を作れます。
6.スクリーンやホワイトボード
ウェビナーは映像コンテンツです。このメリットを活かすには、できる限り視覚情報を有効活用しましょう。そこで役に立つのがスクリーンやホワイトボードです。スクリーンを講師の背後に用意し、事前に作成した資料を表示させれば、講師の話をビジュアルに伝えられます。
また、要点をホワイトボードに書きながら説明すれば、視聴者は話の流れを見失わずに済むでしょう。
7.ポインター
ポインターというと、ホワイトボードなどに光を当てるレーザー式装置を想像する人が多いのではないでしょうか。しかし、近年はより高機能な、システム連動型のポインターが登場しています。ボタンが付いていて、それらを操作することでPowerPoint上の動画を再生したりURLを開いたりできるのです。
ウェビナーで画面を視聴者と共有している場合でも問題ありません。共有画面でも注目してもらいたいところをズームしたりハイライトをつけたりして目立たせることができます。これらをうまく活用すれば、登壇者が何の話をしているのか視聴者は見失わずに済みます。
複数人で登壇したい
一般的にウェビナーでは1人の講師が話をしますが、対談形式のウェビナーなどでは複数人が同時に登壇することがあります。このような場合に必要な機材を見ていきましょう。
8.スイッチャー
スイッチャーとは、複数のカメラで収録したものを1つの映像として統合的に扱う装置です。具体的には、2人の登壇者を映す2つのカメラの映像を必要に応じて切り替え、どちらが話しているのか分かりやすくしたり、登壇者と同時に資料を映したりできます。
当社のコクリポを含め、多くのウェビナーツールは資料共有機能を備えていますが、スイッチャーがあればより手軽に操作可能です。情報が多いと視聴者を混乱させがちですが、スイッチャーを上手に活用すればリッチで分かりやすい映像を届けられるでしょう。
9.音声ミキサー
音声ミキサーとは、音声におけるスイッチャーのような役割を果たす装置です。複数のマイクで収音した音声を1つに統合したり、登壇者の発言と同時にBGMを流したりできます。音量の調節など細かな操作も可能で、複数人が登壇する場合にはぜひ用意しておきたい機材です。
ただし、スイッチャーや音声ミキサーの操作を登壇者が行うのは大変です。基本的には、専任のオペレーターに操作を任せることになります。専任オペレーターがいるような規模の大きいウェビナーの品質を上げるのに適しており、小規模なウェビナーにはあまり必要ない機材と言えます。
ウェビナーの配信で押さえておきたいポイント
ウェビナー配信に当たって、揃えなければならないのは機材だけではありません。最後に、用意すべき2つのものを紹介します。
インターネット環境を整備する
ウェビナーはインターネット回線を通じて配信するものです。したがって、その品質は必然的にインターネット環境に左右されます。どれほど高性能な機材を揃えても、インターネット環境が悪ければ映像が途切れたり、遅延が生じたりして、視聴の快適さが損なわれてしまいます。
そのため、安定したインターネット環境を整備しましょう。具体的には、有線によるインターネット接続をおすすめします。無線は便利ではありますが、間に障害物があったり電波同士の干渉を起こしたりと、安定性を損なうリスクが多くあります。有線ならばそうしたリスクがほとんどないため安心です。
また、1つの建物で共有回線を利用している場合は、専用回線の導入も検討しましょう。共有回線では、別の人が回線に負荷をかけている際に悪影響を受ける可能性がありますが、専用回線ならその心配はありません。
自社に合った配信ツールを選定する
ウェビナーを配信するにはツールが必要です。YouTubeのような無料動画配信サイトや、ビジネスシーンでよく用いられるWeb会議システムなどが使えます。しかし、これらはウェビナー向けに作られたものではありません。高品質なウェビナーを配信したいのなら、ウェビナー配信ツールを利用しましょう。
コクリポはウェビナー配信ツールの1つです。専用ツールであるため機能が絞り込まれており、シンプルで快適な操作性を実現しています。必要な機材も、PC・マイク・カメラといった最小限のものだけで良いため、すぐに利用を始められます。
さらに、専門スタッフによるサポートが充実しているのも国産ツールならではの特徴です。メールやチャットで質問が可能で、またオンラインでの個別相談も実施しておりますので、直接お悩みに回答することでスピーディな課題解決が好評です。初月無料で使えるほか、この機会に検討してはいかがでしょうか。
まとめ
ウェビナーに必要な機材を整え、高品質なコンテンツを配信!
<ウェビナーにおいて最低限用意すべき機材>
└自宅や社内:PCが1台あれば、最低限の配信が可能
└専用スタジオ:何も用意しなくても配信が可能
<【目的別】ウェビナーの質を高める便利機材>
└配信の安定性を高めたい
1.webカメラ
2.外部マイク
3.オーディオインターフェース
└映像を見やすく、分かりやすくしたい
4.LED照明
5.クロマキー背景
6.スクリーンやホワイトボード
7.ポインター
└複数人で登壇したい
8.スイッチャー
9.音声ミキサー
<ウェビナーの配信で押さえておきたいポイント>
└インターネット環境を整備する
└自社に合った配信ツールを選定する
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