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【最新版】オンライン研修導入まとめ!おすすめツール9選と失敗しない選び方

 
 

 
 

そもそも「Web研修」とは

机の周りで会議する社員

Web研修(オンライン研修)とは、インターネットを使って行うオンライン上の研修のことです。インターネット環境さえあれば、時間や場所を問わずに研修を受けられる方法として注目されています。以前は、研修といえばリアルな場に集まって対面で行うのが一般的でした。しかし、これでは地方に住む人にとっては参加するのが大変です。だからといって、全国各地で実施するのはコストがかさみます。

また、昨今の新型コロナウイルスの影響下では、人が集まるイベントは避けなければなりません。こうした事情が重なり、対面することなくどこでも受講できるWeb研修が脚光を浴びています。

 
 

Web研修を行う方法

オンライン(web)研修をする人

一口にWeb研修と言っても、形態によって以下の2つに大別されます。

 

1.集合型研修に近い形で行える「ライブ配信」

これは、映像コンテンツをリアルタイムに配信する形態です。生放送であるため、受講者と講師がコミュニケーションを取りながら研修を進められるのが特長です。また、受講者がグループに分かれて議論をしたり、話し合った結果を全体に向けて発表したりといったグループワークもできます。

そのため、ライブ配信型の研修では、リアルな場での集合研修と近い学習効果を得られます。ただし、生放送という特性上、通信環境の整備には細心の注意を払わなければなりません。通信に遅延が生じると円滑にコミュニケーションを取れなくなります。また、途中で通信が途切れれば、研修の進行そのものが危ぶまれるでしょう。

 

2.時間の制約がない「録画配信」

前述したライブ配信とは反対に、こちらは録画したコンテンツを配信する形態です。講師が映像教材を作成し、それをインターネット上で配布することで研修を実施します。

生放送ではないため、良質なコンテンツを作りやすいのが特長です。撮り直しが可能な分、講師も失敗を恐れることなく映像制作に専念できます。専門的な技術や知識をWeb研修で教えたい場合は、こうした丹念なコンテンツ作りが可能な録画配信形態が適しているでしょう。

一方、ライブ配信とは異なり臨場感あふれる研修は行えません。グループワークや質疑応答のような、リアルタイムなコミュニケーションも不可能です。研修というより、eラーニングと表現した方が適切かもしれません。

 
 

Web研修ツールでできること

オンライン研修を受ける人②

Web研修に使えるツールにはいくつかの種類がありますが、一般的に以下の機能を備えています。

◇コンテンツの配信・共有

動画やPDF、音声といったコンテンツを配信する機能です。eラーニングシステムのように教材配布に特化した製品もあれば、Web会議システムのようにリアルタイムな情報共有が可能なツールもあります。業務に必要な作業手順を動画にして配信したり、資料やホワイトボードを共有してディスカッションを行ったりできます。

◇管理機能

参加者が閲覧した動画やリアルタイムに参加している講義を確認する機能です。オフラインでの研修と比較し、Web研修では学習状況が不透明になりがちですが、Web研修ツールに備わった各種機能を使うことで全体を管理できます。リマインドメールの送信やアンケートの回収・集計といった補助的な機能も豊富です。

◇セキュリティ

Web研修ツールでは従業員の個人情報や業務のノウハウといった機密情報がやり取りされます。それらの情報の安全を確保するためのセキュリティ機能も搭載されています。

 
 

Web研修ツールのメリット

オンラインで話す教師と授業を受ける生徒

Web研修ツールを導入すると、以下のメリットが得られます。

 

柔軟な働き方を実現できる

新型コロナウイルスの影響もあり、柔軟な働き方が注目され、実際に多くの企業がテレワークの導入に踏み切り、新しい労働スタイルが実現しました。ところが、変化には障壁がつきものです。テレワークの導入にあたっては、新人研修をどうするかという課題が立ちはだかりました。

そこでWeb研修ツールの出番です。遠隔地にいながらビジネスマナーやコンプライアンス、ITリテラシーといったビジネスに不可欠な技能を教えられるようになりました。一方通行になりがちな、オンライン上でのやり取りですが、オンライン研修ツールやウェビナーツールのチャット機能などを使えば双方向のコミュニケーションも可能です。

インターネットとデバイスさえあれば行える分、従来のオフライン研修より会場費、移動費、人件費、紙媒体資料の準備が不要となり、コストやリソースの大幅な削減が可能となります。

 

データを収集して次の施策へ活かせる

データを収集しやすいのはITツールならではの特長です。ウェビナーツールやオンライン研修ツールにはアンケート機能や録画機能が備わっており、これらを活用することで過去の研修を分析できます。良かった点や反省点を振り返ることで、次回の研修をブラッシュアップできるでしょう。

同じことをオフライン研修で行おうとすれば、紙のアンケートに手書きで答えてもらったり、カメラを用いて会場の様子を撮影したりする必要が生じます。しかし、印刷費や郵送費、撮影の機材やスタッフに要する費用などを考慮すると、非常に大きなコストとなるはずです。一方、Web研修ツールなら標準搭載されている機能でこれらを実現でき、大幅なコストカットが実現します。

 
 

Web研修ツールのデメリット

Web研修ツールの導入にはデメリットもあります。

 

通信環境やITリテラシーが必要になる

Web研修ツールはインターネット環境とデバイスがあれば、どこにいても実施できます。しかし、反対に言えば、適切なインターネット環境とデバイス、そしてそれらを活用するリテラシーがなければいけないということです。インターネットは、できる限り高品質で通信が安定する環境を整えなければいけません。

研修の途中で遅延や切断が発生すれば、リアルタイム性が損なわれてしまいます。特に、ディスカッションのような複数人で活動する場面では通信の負荷が大きくなるため注意しましょう。

デバイスについては、それぞれの使い方やスペックを確認する必要があります。PCやスマートフォン本体に加え、カメラやスピーカーといった周辺機器にも注意が必要です。何度かテストを繰り返し、問題なく研修を行うにはどのような機器が必要なのか調べましょう。

 

受講者同士のコミュニケーションが減る

オフライン研修では、講師と受講者、あるいは受講者同士がコミュニケーションをとれます。このコミュニケーションには、グループディスカッションのような与えられた機会に限らず、休み時間や食事の際の雑談なども含まれます。一見無駄なやり取りに思えても、雑談が円滑な人間関係の構築や、それを通じた業務への理解度向上に役立つことは少なくありません。

ところが、Web研修では必要なとき以外はつながらないため雑談が困難です。結果として社内で人間関係を構築しづらくなります。Web研修でも良好な人間関係を作るには、そのための機会を設けることが大切です。近年は社内SNSを始めとした交流用のITツールも多数登場しているため、有効活用しましょう。

 
 

Web研修で使用するツールの選び方

オンラインセミナーでつながる人々

Web研修ツールを選ぶ際には、以下の点に着眼しましょう。

 

◇通信の品質

通信の安定性は、インターネット環境だけで決まるのではありません。Web研修ツールによっても大きく左右されます。一般的に、ブラウザ型のツールよりもアプリ型の方が安定していると言われますが、製品によって異なるため一概には言えません。無料トライアルなどを通じて実際に使い、確認することをおすすめします。

◇サポートの充実度

Web研修ツールを使用していて何らかのトラブルが生じた場合、すぐにサポートを受けられる製品が理想的です。基本的に、海外産ツールよりも国産ツールの方がサポートを受けやすい傾向にあります。

◇機能性

機能の少ないWeb研修ツールなら無料で使えることもあります。しかし、双方向のコミュニケーションがとれない、データを分析できないなど不便を感じることも少なくありません。

一方、あまりに機能が多いと使いこなせず、操作ミスのリスクも高くなります。無駄な機能がなく、自社にとって必要最小限の機能を備えた製品を選びましょう。

◇セキュリティ

Web研修では個人情報や業務ノウハウをやり取りすることになります。これらが第三者に不正取得されないよう、暗号化やアクセス制限などのセキュリティ機能を備えた製品を選びましょう。

 
 
 
 

 
 
 
 
 

Web研修におすすめのツール9選

パソコンに向かい仕事をする人

続いて、おすすめのWeb研修ツールを3種類に分けて紹介します。

 

録画配信なら「Web(オンライン)研修ツール」

Web研修ツールとは、録画配信向けのツールです。制作した映像教材をツール上に登録し、受講者がアクセスできるようにします。web研修ツールでできるのは、ただ映像を配信することだけではありません。受講者管理機能が充実し、受講履歴を始めとした学習進捗状況を管理できます。

また、テストの成績などを踏まえた成績管理が可能な製品もあります。進捗が芳しくない受講者には、フォローや受講のリマインドを行うことで、適切な学習を促進できるでしょう。

 

おすすめのweb研修ツールは以下の3つです。

 
 
■Schoo for Business
 

株式会社Schooが提供。2,000社以上の企業に導入された実績を持ちます。汎用性の高いビジネススキルから高度なITスキルまで、ビジネスシーンで役立つ知識と技能を習得できます。約5,700以上もの動画が提供され、パソコンやスマートフォンから自由に学習できるのが特長です。アドバイザーによる提案も受けられるため、初めてWeb研修を導入したい企業におすすめです。

 
 
 
■KnowledgeDeliver
 

株式会社デジタル・ナレッジが提供。企業研修や社内情報共有に利用できるeラーニングシステムです。教材の作成から学習、管理までWeb研修のプロセスをこれ1つで完結させられます。教材作成機能では既存のPDFやPowerPoint資料をそのまま利用可能です。画面の指示に従って必要な操作を行うだけで教科の設定やテストの作成まで行えます。また、講座の検索や質問フォームなど、受講者にとって優しい機能も豊富で、安心して運用できます。

 
 
 
■AirCourse(エアコース)
 

KIYOラーニング株式会社が提供。月額200円/ユーザーというローコストが特長のクラウド型eラーニングシステムです。ベンチャー企業から大企業まで幅広い導入実績を持ちます。Officeソフトやコンプライアンスなど基本的な教材を幅広く取り揃えているほか、自社オリジナル教材の作成にも対応しています。さらにSNS機能も搭載し、Web研修ならではのコミュニケーション不足を解消できるのも特長です。

 
 
 

リアルタイム配信なら「ウェビナーツール」

ウェビナーとは、インターネット上で行うセミナーのことです。ノウハウの提供や商品の紹介といったセミナーを、映像配信によって行います。そして、そのために用いるITツールがウェビナーツールです。チャットや画面共有、アンケートなどウェビナーに必要な機能が備わっています。

このウェビナーツールは、Web研修ツールとしても活用可能です。チャット機能を使えばリアルタイムな質疑応答ができ、画面を共有すればビジュアルな講義が実現します。さらに、ウェビナー参加者を管理するための機能は、研修における受講者管理にも利用できます。ウェビナーツールの機能をうまく活用すれば、臨場感あふれるWeb研修を行えるでしょう。

おすすめのウェビナーツールは以下の3つです。

 
 
■コクリポ

 

当社が提供するコクリポは純国産のウェビナーツールです。ウェビナー専用のツールである分、一般的なWeb会議システムよりもウェビナーに必要な機能に特化しています。操作が簡単なうえ、一部の経験者に偏りがちなウェビナー開催業務が、誰でも実施することができます。

専門スタッフによるサポート体制も充実しているため、初めてウェビナーを実施する場合でも安心です。さらに、チャットやアンケートなど双方向のコミュニケーションをとるための機能も多数備えています。遠隔地にいながらリアルタイム性に満ちたセミナーを行うことで、臨場感あるWeb研修を実施できます。

 
 
 

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■V-CUBE セミナー

 

株式会社ブイキューブが提供。26,000人までの大人数対応と冗長化構成のサーバによって大規模なウェビナーを開催できるシステムです。2020〜2021年の2年間で、連続サービス稼働率100%達成という高い安定性を誇ります。また、年間配信件数5,000件という膨大な実績に基づくサポートも魅力です。スタジオの手配や撮影の支援など大がかりな設営についても支援を受けられ、臨場感のあるウェビナーを実施できます。

 
 
 
■Cisco Webex


 

シスコシステムズ合同会社が提供。セキュリティ性や拡張性に優れた、大規模イベントに適した製品です。マルチメディアに対応しているのはもちろん、リアルタイムな質疑応答やアンケートも可能です。また、Cisco Webex Education Connectorを使うことで学習管理システム(LMS)環境にWebex会議を統合し、教育目的で使いやすくなります。

 
 

双方向性重視なら「Web会議システム」

Web会議システムは、インターネット上で会議を行うためのツールです。テレワークでよく用いられるため、なじみのある方も多いでしょう。このツールも、Web研修ツールとして活用できます。

たとえば、Web会議システムには資料ダウンロード機能が付いています。事前に資料をメールなどで送付していなくても、Web会議システム上で渡せるのです。これは、Web研修における教材の配布にも活用できます。

また、講師・受講者がともに文字や図を書き込めるホワイトボード機能が備わっている製品もあります。この機能を活用すれば、グループディスカッションなどを取り入れたアクティブなWeb研修を実施できるでしょう。

おすすめのWeb会議システムは以下の3つです。

 
 
■ジンジャーミーティング

 

jinjer株式会社が提供。1IDにつき1,500円というローコストでありながら、機能制限・通話制限なしという高いコストパフォーマンスを実現しています。1対1のコミュニケーションから少人数でのミーティング、さらに100人以上を対象としたプレゼンやWeb研修まで可能です。また、URLを作成して参加者に送信し、そこにアクセスしてもらうだけで済むというシンプルさも特長です。

 
 
 
■LiveOn

 

ジャパンメディアシステム株式会社が提供。3年間で稼働率100%を達成した実績を持つ、安定性に優れたWeb会議システムです。動画の配信や資料の共有、録画録音などWeb研修目的で使える機能を豊富に備えています。システムのすべてが純国産であることに加え、音質が高く聞き取りやすいという長所を持ちます。また、企画から配信まで、豊富な実績に基づく丁寧なサポートを受けられるのも特徴です。

 
 
 
■FreshVoice(フレッシュボイス)

 
 

エイネット株式会社が提供。複数拠点発信機能を特長とする製品で、円滑な相互コミュニケーションを支援します。音質が優れているのに加え、高いセキュリティ性を誇り安心して情報をやり取りできます。企業の業務ノウハウや従業員の個人情報がやり取りされるWeb研修でも安心です。電話やメール、遠隔操作によるサポートのほか、訪問サポートや教育サポートも提供されています。

 
 

 
 

 
 
 

Web研修のツール活用で失敗しないためのポイント

せっかくWeb研修ツールを導入したのに、うまく使いこなせない失敗例も少なくありません。そこで、最後に失敗しないためのポイントを2つ紹介します。

 

研修内容を明確にする

初めに、具体的にどのようなオンライン研修を行いたいのか明確にしましょう。なぜなら、研修内容によってツールに求められる機能や特徴が変わってくるためです。

たとえば、ビジネスマナーのようなヒューマンスキルの研修を行いたいとしましょう。この場合、ロールプレイやディスカッションのような、参加者同士のコミュニケーションを促進する機能が求められます。チャットやアンケートのほか、共同で書き込めるホワイトボード機能などがあると良いでしょう。

一方、専門知識を教える研修をしたい場合は別の機能が求められます。オンライン研修ツール上でPDFや動画形式の教材ファイルを共有したり、後でそれをダウンロードしたりできる機能があると便利でしょう。このように、研修内容から必要な機能・特徴を洗い出すことで適切なツールを選定できるようになります。

 

オンラインで行う範囲を明確にする

オンライン研修でできることはたくさんありますが、オフラインの方が適していることも多く存在します。例として、ビジネススキルの研修を考えてみましょう。

ビジネスメールの書き方や文書作成については、オンライン研修ツール上で画面共有機能などを使えば学習できるでしょう。しかし、電話応対や名刺交換のようなグループワークが必要な学習内容は、オフラインの方が適しています。

高い成果を上げるには、オンライン研修でできることとそうでないことを明確にし、オン・オフラインを適切に使い分けることが大切です。双方のメリットを活かし、効率的な学習を目指しましょう。

 

 
 

まとめ

 

Web研修のツールを導入して、より効果的な教育を!

 
<Web研修を行う方法>
・集合型研修に近い形で行える「ライブ配信」
・時間の制約がない「録画配信」
 
<Web研修ツールでできること>
・コンテンツの配信・共有
・管理機能
・セキュリティ対策
<Web研修で使用するツールの選び方>
・通信の品質
・サポートの充実度
・機能性
・セキュリティ
 
<Web研修におすすめのツール9選>
■録画配信なら「Web(オンライン)研修ツール」
└Schoo for Business
└KnowledgeDeliver
└AirCourse(エアコース)
 

■リアルタイム配信なら「ウェビナーツール」
└コクリポ
└V-CUBE セミナー
└Cisco Webex

 
■双方向性重視なら「Web会議システム」
└ジンジャーミーティング
└LiveOn
└FreshVoice(フレッシュボイス)
 
<Web研修のツール活用で失敗しないためのポイント>
・研修内容を明確にする
・オンラインで行う範囲を明確にする
 

それぞれ異なる特徴を持ちますが、どのツールも遠隔地にいながら社員に教育機会を提供できます。自社はWeb研修ツールにどのような特徴を求めるのか洗い出し、適切な製品を導入しましょう。

 
 

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