ウェビナーの「ライブ配信」って?「録画配信」との違いは?
「ライブ配信」と「録画配信」の違いは?
ウェビナーにはライブ配信と録画配信があります。ライブ配信とは、リアルタイムに映像を配信する形式です。主催者と視聴者が同じタイミングでウェビナーの場に居合わせることになります。ニュース配信やディスカッションなど、リアルタイム性の求められるコンテンツに適した方法です。
一方、録画配信はその名のとおり録画した映像を配信する方式です。オンデマンド配信とも呼ばれ、常にWeb上で公開されているコンテンツを、視聴者が見たいときに視聴できます。教材動画など、事前に周到な準備が求められるコンテンツを配信するのに適しています。
ウェビナーでライブ配信をするメリットは?
ライブ配信のウェビナーにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
双方向でコミュニケーションをとれる
ライブ配信と録画配信との最大の違いは、主催者側と視聴者側がリアルタイムにコミュニケーションをとれる点にあります。生放送であるため、視聴者からの反応を受けてウェビナーを作りあげられるのです。
たとえば、ウェビナーツールを使えばチャット機能により視聴者と主催者が会話できます。この機能で質疑応答などをすれば、視聴者は自分の疑問を解決しながらウェビナーに参加できるでしょう。また、アンケート機能があれば、ウェビナーの途中で視聴者にアンケートを実施できます。その意見を反映し、ウェビナーで話す内容を調節することも可能です。
このように双方向のコミュニケーションをとると、視聴者はウェビナーに対して没入感を感じられるようになります。話を聞く集中力が高まり、自社が紹介する商品やサービスにも良い反応を示してくれる可能性も上昇します。
旬な情報を素早く配信できる
録画配信の場合、コンテンツを丁寧に編集する必要があります。そうしなければ、粗悪なコンテンツだと思われ視聴者が離れていくでしょう。
そして、編集には撮影からカット、BGMの挿入といった多くの工程が存在し、膨大な時間がかかります。コンテンツを収録してからそれがウェビナーで公開されるまでに、どうしても時間がかかるのです。リアルタイム性が求められる情報の発信には不向きと言えます。
一方、ライブ配信であればコンテンツを編集する必要はありません。カメラやマイク、ウェビナーツールなどを用意し、スケジュールどおりに開催するだけです。編集する手間がない分、旬な情報をタイムリーに発信できるのです。
また、少々粗があったとしても「ライブ配信だから」という理由で視聴者に受け入れられやすくなります。新商品の情報など、視聴者が「早く知りたい」と思うようなコンテンツの配信に適しています。
ウェビナーでライブ配信をするデメリット・注意点は?
ウェビナーのライブ配信にあるのはメリットばかりではありません。続いて、代表的なデメリットを2つ紹介します。
通信トラブルのリスクがある
ライブ配信は、録画配信と異なりトラブルへの対応もリアルタイムに行わなければなりません。特に気をつけなければならないのが、インターネットを使うウェビナーならではの通信トラブルです。
ネットワークや配線機器などのトラブルが、ウェビナーに大きな影響を及ぼします。場合によっては、途中でウェビナーを終了しなければならなくなるかもしれません。そのウェビナーの視聴者全員を逃すことになるため、ビジネスとして甚大な損失と言えるでしょう。
仮にその場をしのいだとしても、トラブルが起きれば視聴者からの信頼を損ないます。次回以降の集客に苦戦を強いられる可能性があります。
こうしたリスクを避けるために、通信機器やネットワークはあらかじめ入念に確認をしておきましょう。ウェビナーのリハーサルを行い、問題なく配信できるか確認しておくことが大切です。また、対応経験があるスタッフを起用するのも良いでしょう。
不適切な発言や映像が配信される可能性がある
不適切な発言や映像が配信されると、大きな問題になることがあります。具体的には、危険行為や反社会的・わいせつ・暴力などに関するコンテンツが配信されることがあってはいけません。その他、企業機密や個人情報などが流出する事態も避けなければなりません。
録画配信であれば、たとえ収録時に不適切な内容が入っていても編集で取り除けるでしょう。しかし、リアルタイム配信ではそれができません。配信時に不適切なコンテンツが混入してしまったら、取り返しが付かないのです。適切なコンテンツを配信できるよう、ライブ配信について知識や撮影技術がある人を撮影スタッフに起用しましょう。
ライブ配信で話す講師や質問に対応するスタッフにも、充分な教育を施す必要があります。また、ブランドの紹介のように企業の印象を大きく左右する重大なコンテンツの場合は、ライブ配信より録画配信を採用した方が良いでしょう。
ライブ配信ができるウェビナーツールを紹介!
ライブ配信を行う際、どのようなウェビナーツールを使うのかも重要です。操作が簡単で本番で迷うことなく使え、双方向のコミュニケーションを促進する機能に優れたものを選ぶと良いでしょう。
そこでおすすめなのがコクリポです。
コクリポはウェビナーに特化した専用ツールであるため、操作性にたいへん優れています。Web会議システムなどをウェビナーに流用しようとする場合と異なり、機能の使い方に迷うことはありません。たとえば、カメラやマイクのオンオフは、直感的に分かるアイコンをクリックするだけです。接続不良などが生じた際にも速やかに教えてくれるため、円滑なウェビナーが実現します。
まとめ
ライブ配信を実施して、顧客と良好な関係を構築しよう
リアルタイムに配信するウェビナーの形式をライブ配信と言います。録画配信との間には以下の違いがあります。
【メリット】
・双方向のコミュニケーションが可能
・タイムリーな情報発信向き
【デメリット】
・通信トラブルのリスクがある
・不適切なコンテンツが配信されるリスクがある