全くのウェビナー初心者から、試行錯誤と工夫を重ねて
一般財団法人 大蔵財務協会様
- 教育/学習支援
- IT・情報通信業
- 勉強会
- 51人〜100人
出版事業、公益事業等を通じて経済・社会の発展に寄与することを目指すとともに、日本の将来を担う児童・生徒を対象とした租税教育活動にも力を注いでおります。各種定期刊行物をはじめ、財政、税制等財務行政に関する様々な書籍を年間100点ほど出版。特に税務関係の専門図書は、税制に関する正しい知識の普及に役立つものとして、税理士・公認会計士などの職業会計人をはじめ企業等の関係者の方々の間で非常に高い評価と信頼を得ております。
HP:https://www.zaikyo.or.jp/
オンラインブックショップ:http://bookshop.zaikyo.or.jp/
コクリポを選んだ理由
受講者の方にとっての分かりやすさ、見やすさ、参加しやすさが◎
導入後の効果
導入前の課題
経費を抑えつつ簡単に使えるベストなツールは?開催までのスケジュールは?全くの初心者だったため、何もかもが手探りでした。
導入後の効果
気軽に相談できるサポート体制のおかげで1つずつ疑問をクリアにでき、回を重ねるごとにスムーズに開催できるようになりました
どのようなウェビナーをされていますか?
税理士・公認会計士など職業会計人の方に向けて、税制改正等で注目されている実務上のテーマを中心に講義型のウェビナーを開催しています。毎回講師の先生をお呼びして、書籍や資料を映しながら講義を行います。事務局側でカメラ・マイクの操作や司会進行全般を行い、講師の先生には講義に集中していただくスタイルをとっています。
ウェビナーを導入した経緯について教えてください。
緊急事態宣言を受けて会場型セミナーができなくなり、我々もテレワークがメインとなったなか、セミナープロジェクトチームの一員の私としては、「何か少しでもできることはないか?」と悶々とする日々でした。社内のセミナープロジェクトチームの他メンバーと検討した結果、ウェビナーをやってみよう!という声があがり、そこからツール選定が始まりました。
コクリポを選んでいただいた決め手は何でしたか?
分かりやすさとコストパフォーマンスです。受講者の方はウェビナーに慣れていない方が多いので、「手順が面倒」「とっつきにくい」と思われるとエントリーしてもらえない。受講者の方の使いやすさ、見やすさは一番重視しました。
また、すぐには収益モデルにならないと考えていましたので、いきなり高い契約をすることはできません。ネットを検索して出てくるツールを1つ1つ調べていき、インターフェース・配信画面・コストを比較したところ、圧倒的に分かりやすかったのがコクリポさんでした。初月一か月間を無料で試せるため、導入コストも安価、ということも決め手となりました。
ウェビナーを軌道に乗せるまでのご苦労はありましたか?
まず何をすればいいの?というところからのスタートでした。社内に誰も経験者がいないので、組み立てがとにかく大変でしたね。必要な項目それぞれに時系列を作りスケジュール全体像を把握し、期日通りに進めるためには何が必要か?と1つずつ詰めていきました。2020年5月に契約をして、本来なら2020年秋には初回を開催できればと思っていたのですが、実際は12月になってしまいました。当初想定していなかったことが発生し、解決しなければならないことがその都度出てきたため、なかなか開催に踏み切れなかったです。内部事務処理との連動(招待メールの送信、資料の提供、請求書送付等)の他、告知資料への掲載内容の検討、当日のトラブル対応等、細かい部分まで想定してきちっと詰めていこうとすると、やはり相当の時間がかかりました。
具体的に、当日のトラブルにはどうご対応されていますか?
事務局の人数が限られているため、ほぼ1人で電話とメールの対応を行っています。「ブラウザって何ですか?」という方がとにかく多いです。普段別のブラウザを利用されている方には、Google ChromeやEdgeのインストール方法からご案内をします。インストールができても、既定ブラウザに設定しない限りは元ブラウザからの閲覧となりますので、コクリポに入場ができない。アプリのダウンロードよりは安心かつ安易だとは思いますが、毎回これらの案内を1人で対応するのは正直大変です。
また、社内にテクニカルな内容に答えられる者があまりいないので、ネット回線や機器の専門的な話になると答えられないという悩みもありますね。今後、コクリポさんにこの部分を対応していただけるサービスがあれば、とても有難いです。
受講者様にスムーズにご受講いただく工夫があると伺いました。
セミナーお申込み画面内に、「オンラインセミナーのご受講にあたって」という別ページを作成し、受講前の注意点などを分かりやすくまとめて案内しています。申し込み方法、当日までの流れ、キャンセル方法、禁止事項など、想定できる質問を事前に案内しておくことで、迷いなく受講していただけるポイントになっているのではないかと思います。
実際に開催してみたご感想はいかがでしたか?
まだ3回しか本番を行っていないので、正直まだまだこれからです。講師の先生や受講者の方にはウェビナーに慣れていない方もいることから、皆様が慣れている会場型セミナーとできるだけ近い形で運営できるよう意識しています。ウェビナーだからといって急に色々新しいことを始めてしまうと、講師の先生にも受講者の方にもご負担がかかってしまいますので、現状は「とりあえずまずは開催してみよう!」という段階です。内容に集中していただける工夫や、リアルタイム配信ならではのインタラクティブなやり取りは、今後の課題として挙げています。毎回試行錯誤しながら、良い方法を模索中です。
具体的にどんな試行錯誤をされていますか?
主に配信方法ですね。会場型セミナーのウェビナー同時配信、当協会から配信を行うウェビナーのみの配信、いくつかのパターンを試している最中です。集客の効果、受講者の方の満足度、費用対効果等を1つ1つ検討していく予定です。
ウェビナー中に行っている工夫を教えてください。
コクリポさんの無料ウェビナーを参考にして、冒頭に「音は聞こえますか?」という案内や見えない・音が途切れた際などの対応方法を載せた動画を流しています。
また、休憩時間中は、円グラフのような形で休憩時間の残り時間がカウントダウンされる動画を流しています。再開時間に遅れることなく戻ってこられる、と好評です。また、運営側にとっても、予定した時間に休憩がスタートできない場合でも、毎回同じ動画を使用できるメリットがあります。
普段どんな機材を使って配信していますか?
実は、コクリポさんのHPにあったお薦め機材をそのまま利用させていただいています(笑)全くの初心者だったので、どれをどう揃えるかも分からなかったですし、様々な機材を試す時間やコストもありませんでした。どれもあまり躊躇せず購入できる価格帯でしたので、大変参考になりました。
最後に、ぜひコクリポの良い点を教えてください。
「ご質問会ウェビナー」を定期的に行ってくださるので、自分たちが参加者としてウェビナーに参加し、チャットで質問することができる点が本当に助かっています。分からないことがあった際には、さっと気軽に参加して、都度問い合わせしています。
また、導入時にフリープランがあったのは助かりました。実際ウェビナーとはどんなものか、無料で試せたのは大きいですね。今後ツールを比較検討する方にも有効に使っていただけると思います。
――――――ウェビナー経験者がいないご状況の中、講義型のセミナーのウェビナー配信に踏み出したばかりの同協会様に、軌道に乗せるまでの経緯やご苦労、試行錯誤中のアイディアや今後の展望等についてお伺いすることができました。ご協力いただきありがとうございました。