必見!ウェビナーのアンケートで設定すべき項目や回答率を上げるコツは?
ウェビナーにおけるアンケートの重要性
ウェビナーにおけるアンケートは、どうして必要なのでしょうか。
リードナーチャリングを促進するため
マーケティング用語の1つに、リードナーチャリングという言葉があります。リードとは見込み客のことです。そして、ナーチャリングとは育成を意味します。つまり、リードナーチャリングとは、見込み客との関係を深め、購買意欲を引き出す活動と言えます。
このリードナーチャリングのために有効な活動の1つが、ウェビナーにおけるアンケートです。まず、アンケートで連絡先を取得できれば、メルマガなどのアプローチに役立ちます。自社のタイミングでアプローチできるのは、マーケティングにおいて非常に有利でしょう。
また、アンケートで見込み客のニーズを把握できれば、そのニーズに合致した商品やサービスをプッシュできます。広告配信やマーケティングのシナリオ作成で役に立ちます。
セミナー内容の改善につなげるため
ウェビナーが一般的に利用されるようになってから、まだそれほど長い年月が経過していません。そのため、充分なノウハウを蓄積できていない企業も多いでしょう。そのような場合、問題点を見つけて1つずつ解消し、ウェビナーの質を高めなければなりません。そこで役に立つのがアンケートの実施です。
アンケートにより、参加者の生の声を収集し、ウェビナーに潜む課題を見つけ出しましょう。
もちろん、探し出すべきは欠点だけではありません。好評だった点は積極的に取り入れ、満足度の高いウェビナーを目指しましょう。
ウェビナーのアンケートで設定すべき項目
ウェビナーで実施するアンケートでは、どのような項目を設定すれば良いのでしょうか。
1.名前や連絡先などの基本情報
先述したとおり、アンケートを通じて参加者の連絡先を取得できれば、こちらからのアプローチが可能です。氏名やメールアドレス、電話番号、会社情報などの基本情報を取得しましょう。
特に会社情報は積極的に収集すべき情報です。会社の名前が分かれば、その企業がどのような事業を営んでいるのか、事業にはどのような商品やサービスが必要なのかを調べられます。詳しく掘り下げることで、自社が満たせるニーズを発掘できれば、そこにビジネスチャンスが発生するでしょう。
ちなみに、アンケートで基本情報を収集する際は、それらの項目を必須事項に設定しましょう。回答欄に「※必須」のようなマークを付けるだけでも、回答者に注意を促せ、回答率が上昇します。
2.ウェビナーに参加した動機
基本情報と同様に、ウェビナーに参加した理由を問う項目も必ず設定しましょう。ビジネスチャンスにつながる可能性が高い質問だからです。
ウェビナーに参加する以上、参加者は何か解決したい課題を抱えていると考えられます。その課題を解決するために有効と判断したからこそ、ウェビナーに参加してくれたのです。
したがって、自社が提供できるサービスや商品と、参加者のニーズが合致する見込みは高いと言えます。
ただし、ウェビナーに参加した動機を文章で問うと回答者の負担が増え、回答率が低くなる傾向があります。なかなか回答が集まらないようであれば、いくつかの選択肢を用意するなど、回答負担を軽減できるよう工夫しましょう。
3.ウェビナー参加後の変化・フィードバック
これは、ウェビナーをさらに良いものにするための設問です。参加者の意見からウェビナーに潜む問題点を見つけ出し、改善へつなげましょう。
具体的な質問例を以下に示します。
・質問1.この度のウェビナーには満足されましたか? (Yes・No)
Yesと答えた方は質問3、Noと答えた方は質問2へ
・質問2.ウェビナーについて、不満だった点を教えてください
まず「ウェビナーによって問題は解決したか」をYes・Noの2択で問いましょう。ここでNoと回答した参加者については、続く質問でその理由を問います。得られた回答を基に次のウェビナーを改善するのはもちろん、回答者をフォローすることで満足度を高めるのも良いでしょう。
一方、Yesと回答した人は見込み度の高いリードと言えます。自社が提供できるサービス・商品とその回答者のニーズが合致している可能性が高いため、積極的にアプローチしましょう。
ウェビナーのアンケートで回答率・回収率を上げるコツ
ウェビナーでアンケートを実施しても、質問の意図が充分に伝わらなかったり、回答率が低かったりして思うような結果が得られないことがあります。では、有効な回答をできるだけ多く取得するには、どのようなコツを意識すれば良いのでしょうか。
具体的で分かりやすい質問を設定する
アンケートにおいて、質問の分かりやすさは非常に重要な要素です。たとえば、「今回のウェビナーはどうでしたか」のような曖昧な質問は良くありません。何を答えれば良いのかはっきりせず、回答者は頭を悩ませることになります。
そして、考える量が多いほど答えるのが億劫になり、回答率が低下するのです。回答を得られたとしても、回答者によって質問の解釈が異なり、想定どおりの結果は得られないでしょう。
理想的なのは、答えるべきことが即座に分かる問い方をすることです。たとえば、「今回のウェビナーは満足できるものでしたか」「話の分かりやすさは5点満点中何点でしたか」のような質問なら、直感的に回答できます。また、選択肢や数値による回答は集計も容易で、活用性が高いのが特長です。
インセンティブを提示する
アンケートの回答率を高めるには、インセンティブを提示するのも有効です。しかし、インセンティブと言っても、ギフト券のようにお金のかかるものを用意する必要はありません。手軽に用意でき、かつ効果の高いインセンティブには以下の例があります。
・ウェビナーの資料・動画コンテンツ
・過去のセミナーに関する資料
・ウェビナー中に挙がった質問とそれに対する回答のQ&A集
ウェビナーに参加する人が求めているのは、自分が抱えている課題を解決する方法やそのための情報です。そのニーズを満たせるコンテンツをインセンティブにすれば、回答率の上昇が見込めます。頻繁にこうしたアンケートを実施するのであれば、インセンティブの配布をITシステムで自動化すると良いでしょう。
ウェビナーツールのアンケート機能でできること
ウェビナーツールにはアンケート機能が備わっています。この機能を有効活用し、効果的にアンケートを実施する方法を見ていきましょう。
1.アンケートの作成
アンケートには、ウェビナー中に実施するものとウェビナー後に実施するものがあります。
-ウェビナー中に実施するアンケートの作成-
ウェビナー中にアンケートを実施すると、そのアンケート結果を踏まえてウェビナーをリアルタイムに工夫できます。たとえば、参加者からの質問をアンケートで収集すれば、ニーズに合致した情報を提供できるようになるでしょう。
ただし、ウェビナー中に実施するといっても、一般的にはアンケートフォーム自体は事前に準備しておく必要があります。ウェビナーツールのアンケート作成機能を使い、作っておきましょう。
コクリポではウェビナー準備の機能からアンケート作成を行えます。そして、ウェビナー中に実施するよう設定できます。あとは本番時に「アンケート開始」ボタンをクリックし、回答してもらうだけです。
またコクリポの場合は、ウェビナー中に追加で参加者に聞きたい質問が出てきた場合でも、アンケート項目の作成が可能です。ウェビナー主催者は臨機応変に参加者に質問することができます。
-ウェビナー後に実施するアンケートの作成-
満足度の調査や改善点の発見を目的としてアンケートを実施する場合は、ウェビナー後に行うのが一般的でしょう。終わった後に問うことで、ウェビナー全体がどうであったか総括的な評価を得られます。こちらもウェビナーツールで事前に作成し、ウェビナー後に配布するよう設定しておきましょう。
ちなみに、コクリポであれば、ウェビナー後のアンケートでは「主催者コメント」機能を使えます。これは、質問とは別に主催者からのコメントをアンケートに表示できる機能です。ウェビナーが終わった後のアンケートでは参加者の熱意が冷めてしまいがちですが、コメントを添えることで意欲を引き出し、回答率を高められます。
2.アンケートの実施・結果確認
ウェビナー中にアンケートを実施する場合は、手動で操作をする必要があります。ウェビナー画面に「アンケートを実施する」のようなボタンがあるため、それをクリックしましょう。事前に用意しておいたアンケートを選択することで、それを参加者に配布できます。
回答結果はリアルタイムで集計できます。基本的に主催者側の画面にのみ表示されますが、参加者に公表することも可能です。
一方、ウェビナー後のアンケートは自動化できます。ツールで事前に設定しておけば、参加者はウェビナー終了後にアンケートページへ案内されます。アンケートを実施する旨を参加者に伝えておけば、あとはツールに任せるだけで済むでしょう。回答結果は、管理画面などから確認できるのが一般的です。
まとめ
参加者の意見を収集して、改善につなげよう
ウェビナーツールにはさまざまな機能がありますが、その中でもアンケート機能は特に有効活用したい機能です。参加者の基本情報や参加動機などを取得することで、ビジネスチャンスを見い出せます。
アンケート作成時には以下の点に留意しましょう。
・具体的で分かりやすい質問にする
・インセンティブを提示する
以上を踏まえ、より良いウェビナーをめざしましょう。
コクリポでは、上記で述べたウェビナー中アンケート、ウェビナー終了後アンケートもご利用いただくことができます。ウェビナー中アンケートに関しては、事前登録されたアンケート内容以外にも、ウェビナー中に追加のアンケートを実施することが可能です。
これからウェビナーツールを導入し、リードジェネレーション、リードナーチャリングを試みようとされている方は、是非一度コクリポをご利用ください。