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オンライン展示会とは?メリットやデメリット、開催事例を紹介

 
 

 
 

オンライン展示会とは

オンライン展示会とは、どのような展示会のことを言うのでしょうか。


 

インターネット上で自社商品を紹介できるイベントのこと

もともと展示会は展示場や会議場などで行うものでした。しかし、インターネットが普及した今、必ずしもリアルの場で商品を紹介する必要はなく、インターネット上でも展示会を開けます。こうした展示会はオンライン展示会やバーチャル展示会、Web展示会と呼ばれています。日本を含め、世界中で利用されるようになりました。

主に動画やセミナーの配信などで営業します。チャットやWebミーティングツールを使えば会話もできるため、会場での展示会と比べても遜色のないアピールが可能です。

ちなみに、オンラインで集客してオフラインへ導くなど、両者を組み合わせたハイブリッド式の展示会も登場しています。どちらにもメリットとデメリットがあるため、それぞれをうまく活かす方法が模索されています。

 

働き方の変化によって、近年注目を浴びている

オンライン展示会は、2020年以前はそれほど注目されていませんでした。オンラインならではのメリットはありますが、対面による展示会を辞める強い理由がありませんでした。

ところが、2020年から急激に注目されるようになります。新型コロナウイルスの影響で、従来のように会場に人を集める展示会が困難になったためです。

テレワークなどと並び、展示会の在り方も改革を迫られました。今や中小企業を含め、多くの企業がオンライン展示会へ移行しています。

 
 

オンライン展示会に出展するメリット

続いて、オンライン展示会に出展するメリットを3つ紹介します。

 

さまざまな場所から参加者を集められる

インターネット上では、地理的な制約が生じません。時間や場所を気にすることなく展示会に参加できます。そのため、オンライン展示会はオフラインよりも多くの場所から参加者を集められるのが強みです。

地方からはもちろん、海外からの参加もインターネット上でアクセスさえできれば簡単に実現します。用意するものはインターネット環境とPCやスマートフォンといったデバイスだけであるため、高額な出費も生じません。

また、人数に制限がないのもオンラインならではの魅力です。オフラインでは会場の規模によって参加可能人数が限られますが、オンライン展示会ならばその制約を気にせずに済みます。従来よりも幅広い属性の参加者を集められるでしょう。

 

出展にかかる費用を抑えられる

オフラインの展示会には以下のような費用がかかります。

・来客対応に要する人件費
・チラシやパンフレットの印刷費
・会場・ブースのレンタル代
・ブースの装飾費
・社員の移動交通費

いずれも安価ではないため、展示会を開催したい企業にとって大きな負担となっていました。ところが、オンライン展示会であれば上に記載した費用はほぼ発生しません。チラシやパンフレットのような紙の資料を印刷する必要がなく、PDFなどの形式で配布すれば事足ります。

オンラインでも出展料が必要な場合もありますが、オフラインの会場でブースを借りるより安い傾向にあります。総合的に見ればかなり安く抑えられるでしょう。規模によっては、数十万円あるいは数百万円もの出費を節約できる可能性もあります。

 

データを取得して分析できる

データ分析はオンライン展示会の強みです。オフラインでは収集・分析が困難なデータもオンラインならば取り扱えます。具体的には以下のデータを分析できます。

・来客の数や属性

オフラインでこれを把握するには目視で行うしかなく、現実的ではありません。しかし、オンラインならばシステム上でデータを収集できます。

・商談内容

システム上で録音するなどすれば、商談内容を後で確認できます。

・名刺

オンライン上でも名刺交換は可能です。電子データであるため他のデータと紐づけて保存しやすく、活用性が高くなります。

・アンケート

Web上でアンケートを実施できます。オフラインで行う紙のアンケートより来客の負担が少なく、データを集めやすくなります。

・コンテンツの利用状況

セミナー動画などのコンテンツがどのように利用されたのかを確認できます。閲覧数や離脱のタイミングなどを分析すれば、改善のヒントを得られるでしょう。

 
 


 
 

オンライン展示会に出展するデメリット

 

オンライン展示会にあるのはメリットばかりではありません。デメリットも詳しく紹介するので、事前に把握して失敗を防ぎましょう。

 

オンライン独自のやり方に慣れる必要がある

オンライン展示会では、オフライン展示会と異なる部分が多々あります。つまり、これまでのノウハウが通用しなくなるとともに、新しい様式に習熟しなければならないのです。

たとえば、オンライン展示会では動画などのコンテンツを用意する必要があります。また、セミナー配信も周到な準備をしなければ、当日になって慌てる場面が生じるかもしれません。さらに、オンラインならではの問題である通信トラブルへの対処も必要です。速やかに対処しなければ、ユーザーはあっという間に離脱していきます。

こうしたリスクを考え、オンライン展示会に抵抗感を抱いている企業も多いでしょう。しかし、2020年に増え始めたばかりのスタイルであるため、今のうちに失敗を経験しておいた方が良いのかもしれません。多くの企業が習熟した後になって始めると、不慣れな部分が余計に目立つことになります。

 

集客方法を模索する必要がある

オフラインの場合、直接声をかけることで集客を行う企業が多いでしょう。しかし、オンラインではそうはいきません。オフラインと比べるとプッシュ型の営業が難しいのです。チャットやWebミーティングなどは、両者の同意がなければ成立しないため、呼びかけには適していません。

したがって、別の集客方法を模索する必要があります。具体的には、オンライン展示会開催前から動画コンテンツを公開してユーザーに期待感を持たせたり、事前にメールを送ったりする方法が考えられます。システム上に集客機能が備わっていることがあるため、それを有効活用しましょう。

オンライン集客なら「ウェビナーツール」がおすすめ

オンライン展示会の集客方法の1つにウェビナーがあります。セミナーをライブ配信して参加者を集め、展示会へ招くのです。そして、そのウェビナーにはウェビナーツールという専用のITツールを使います。

例として、ウェビナーツールの機能を3つ紹介します。

・SNSへの告知

システムとSNSを連動させ、ウェビナーの告知をSNSに投稿します。

・アンケートの集約

システム上で参加者に対してアンケートを実施し、その結果を集計します。

・参加者情報の取得

ウェビナー参加者の情報を一覧形式で取得できます。

これらの機能は、オンライン展示会の集客に有効です。SNSで告知すれば手軽にユーザーに呼びかけられ、アンケートを実施すればユーザーの求めているものが分かります。そして、参加者情報の取得機能があれば、名刺を交換しなくても後の接客へつなげやすくなります。

 
 

オンライン展示会を活用しやすい業界・活動

オンライン展示会は主に以下の業界で活用されています。


・製造業
・自動車
・家具
・食品
・アパレル

これらの業界はオフラインで展示会を開催する際、商品の搬入出に大きな負担が伴います。しかし、オンライン展示会ならば現物を会場に持ち込む負担がなく、メリットが大きいのです。

特に製造業ではこの傾向が顕著です。株式会社マーケライズの調査によると、製造業企業の39.6%がオンライン展示会に「出展したことがある」と回答しています。さらに、29.5%が「出展したことがないが、出展してみたい」と答えるなど、前向きな企業が多いことが判明しました。

また、オンライン展示会のプラットフォームは、展示会以外の用途でも活用されています。たとえば、採用活動や社内イベントなどです。オンライン展示会を導入し、ノウハウを蓄積することが、幅広いイベントに役立つことが分かります。

 

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オンライン展示会に出展する方法

オンライン展示会を行う方法は、主に2つに大別されます。


 

1.自社で特設サイトを設ける

自社でオンライン展示会用のWebサイトを作る方法です。オフラインに例えるなら、自社のオフィスに専用スペースを設けて開催するようなものと言えます。

自社で1から準備しなければならないため負担は大きくなります。集客用のコンテンツから特設Webサイト、来客とのやり取りまで全面的に自社で行わなければなりません。

しかし、これは裏を返せばすべて自社の思いどおりにできるということです。後述する出展型の展示会と異なり、提供するコンテンツに制約がありません。日程の調整も融通が効きます。さらに、他社のブースに来客を奪われる心配もありません。

 

2.オンライン展示会のプラットフォームを利用する

一方、主催者が用意するオンライン展示会のプラットフォームに出展するタイプは、先述したような特設サイト構築型の展示会と比べ、負担が少なく済みます。

まず、集客を自力ですべて行う必要がありません。主催者側で宣伝を行ううえ、多くの場合他の企業も一緒に参加するため、会場に集まる来客は自然と多くなります。また、自力でサイトを構築する負担もありません。主催者が用意したプラットフォームで、自社のコンテンツを公開するだけです。

ただし、ライバルとなる企業が存在する分、来客が流れていく可能性があります。また、プラットフォーム上で提供できるコンテンツの数や量には制限があります。さらに、日程調整も主催者側で行われるため、希望どおりになるとは限りません。出展のハードルは低いものの、自由度が低いスタイルと言えるでしょう。

 
 

オンライン展示会の開催事例

海外向けの日本食品を取り扱う企業が出展するオンライン展示会が開催されました。従来はオフラインで行われていましたが、新型コロナウイルスの影響でオンラインへ移行したと言います。各出展企業は、参加者である海外のバイヤーにオンライン上で商品を紹介。地理上の制約を受けないこの展示会は好評で、2回目の開催も決定しました。

また、ドイツのある機械部品メーカーは、本社の敷地内に展示会場を設営しました。360°カメラで会場を撮影し、それを基にバーチャル空間上にオフラインと同じような展示会場を構築しました。来客はシステムを操作し、撮影された展示会場内を自由に行き来できます。気になる部分をクリックすると詳細な情報が表示されます。オフラインの分かりやすさをそのままオンライン上に再現し、高いユーザビリティを実現した事例と言えるでしょう。

 
 

まとめ

 

オンライン展示会への出展を検討してみよう

新型コロナウイルスの影響で、2020年からオンライン展示会が注目されています。「3密」を避けられる他、地理的な制約や大きな出費がなく、データ分析が容易なのがメリットです。

自社で特設サイトを設けるか、主催者が開催するオンライン展示会に出展することで実施できます。

早いうちにオンラインでのビジネスについてノウハウを蓄積するためにも、オンライン展示会を検討してはいかがでしょうか。

 

 

 

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