【結果を左右する!?】ウェブ上で顔映りを良くする方法4選!
ウェブで顔をきれいに映し出す重要性
ウェブ会議やウェビナーが一般的になり、顔を画面に映し出す機会が増えました。それと同時に、顔をきれいに映し出すことの重要性も再認識されています。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱したメラビアンの法則によると、人の印象の半分以上が見た目によって決まります。一方で、話している内容はほんの数%程度しか印象に影響しません。また、プリンストン大学のトドロフ教授によると、わずか0.1秒でも人は顔から充分な情報を得て、評価を下すそうです。
これらの性質を踏まえると、ウェブにおける印象は大部分が顔で決まることになります。リアルで対面するのと異なり、全身が視界に入るわけではなく、顔だけがアップで映し出されるからです。顔をきれいに映し出せるかどうかで印象が変わり、それによって商談の行方が変わる可能性も充分に考えられます。
ウェブで顔をきれいに映し出す方法4選
では、ウェブで顔をきれいに映し出す方法を具体的に見ていきましょう。
1.カメラの高さと角度を調節する
ノートパソコンを使っているときに、画面に映し出される自分の顔が、相手を見下しているような角度になっていたことはありませんか。自分の目線よりも低い位置にカメラがあると、必然的に見下ろす形になります。
これは、カメラの高さと角度を調節するだけで解決できます。まず、カメラの位置が目線より高くなるよう、自分が座っている椅子を低くするか、パソコンの位置を高くしましょう。パソコンの位置を高くするには専用のスタンドを使う手もありますが、辞書のような分厚い本の上に乗せるだけでも事足ります。
そして、カメラと自分の目が真正面から向かい合う形になるように角度を調節します。ノートパソコンの場合は、開く角度を直角にすれば適切な角度になるはずです。
2.窓の位置に合わせて座る
窓から入り込む自然光によって見え方が変わるため注意が必要です。まず、昼間に窓を背中側にして座ると逆光になります。顔が暗いとそれだけで大きく印象を損なうので注意しましょう。部屋の中を見せたくなくて、どうしても窓をバックにして座りたい場合は、カーテンを閉めるなどの工夫が必要になります。
基本的には、昼間は窓から入る自然光が顔に当たるような角度で座るのが理想的です。ただし、あまりに光が顔に当たりすぎるとかえって見づらくなることもあるので、ちょうど良い明るさになるよう窓からの距離を調節しましょう。
一方、日光が入り込まない時間帯は、窓ではなく照明との位置関係に気を付けなければなりません。部屋の端に座り、部屋の中央を向いて座る形なら、天井の照明が顔に当たりやすくなります。
3.デスクライトを活用する
自然光や天井の照明で明るさをうまく調節できない場合は、デスクライトを活用しましょう。ウェブ会議のためだからといって、撮影用の高額なものを準備する必要はありません。デスクにそのまま設置するシンプルなものや、クリップで机の端に取り付けるタイプなど、さまざまなタイプがあるため自分の使いやすいものを用意しましょう。
そうしたライトを使って顔に光を当てます。距離や角度、位置、明るさを調節しながら、自分がもっともきれいに映る方法を模索しましょう。
ちなみに、ライトの色は暖色系と白色系に分けられます。前者はその名のとおり暖かみのある色で、リビングやキッチンの照明に用いられることが多いタイプです。優しい印象を与えるのに適しています。一方、白色系はくっきりとした白で、爽やかさや理知的な印象を与えます。ウェブ会議の内容や話す相手によって使い分けられると理想的です。
4.背景に合わせたカラーの服を着る
どのような色の服がウェビナーやウェブ会議に向いているかは、背景によって変わります。背景がシンプルなら柄物、背景が賑やかならシンプルな服を選ぶのが原則です。
なぜなら、背景が賑やかで服装が柄物では、画面全体の情報量が多すぎて見づらいからです。同様に、服装と背景が両方ともシンプルだと、無機質すぎる印象になることがあります。ビジネスシーンに限れば少々無機質でもあまり問題にはなりませんが、一応意識しておくと良いでしょう。
一方、同じシンプルな服を選ぶのなら、顔周りには白や水色の色味を持ってくることで顔が明るく見えます。また、ウェビナーやウェブ会議で気を付けるポイントは、バーチャル背景を設定している際に、カメラが服を背景と認識してしまい、背景と同化してしまうということが起こります。背景と服の色が一致しないように気を付けながら、選んでみましょう。
ウェブでよりきれいに顔を見せる方法
ウェブでより顔を美しく見せる方法として、バーチャルメイクがあります。システム上で顔にメイクを施し、実際にメイクをしているかのように見せられるのです。ウェビナーツールやウェブ会議ツール自体にバーチャルメイク機能が搭載されているわけではないため、別途専用のソフトウェアを導入する必要があります。
単にシステム上で化粧を施せるだけでなく、フェイスラインを整えるなど、バーチャルだからこそできるメイクもあります。ただし、ずっとバーチャルメイクを維持したままやり取りを続けることになるため、パソコンへの負担は小さくありません。処理速度に秀でたパソコンでなければ、動きがカクカクするなど、円滑なやり取りに支障をきたす可能性があります。
ウェビナーやウェブ会議で好印象を与えるコツ
ウェビナーやウェブ会議では、カメラ目線に留意する必要があります。多くの人は、パソコンに映った相手の顔を見てしまいがちです。
しかし、リアルでの対面と異なり、相手の顔を見ても相手とは目が合いません。相手と目を合わせるには、画面に映った相手の顔ではなくカメラを見る必要があるのです。画面を見ていると、カメラよりも下を見ていることになるため、やや俯いた姿勢で会話をすることになります。これでは良い印象は与えられないでしょう。
ただし、カメラばかり見ていると相手の表情が分かりません。また、ずっと目線が合ったままというのも不自然です。そのため、しっかりと主張を伝えるときはカメラを見つつ、それ以外では画面上の相手の顔やプレゼン資料などに視線を移し、メリハリをつけましょう。
まとめ
ウェブでの顔映りをきれいにし、好印象を与えよう
ウェブではリアルの会議以上に顔が注目されます。人間はごく短い時間で顔から印象を判断してしまうため、できるだけ顔映りをきれいにする必要があります。以下の工夫をしましょう。
1.カメラの高さ・角度を調節する
2.窓の位置に合わせて座る
3.デスクライトを活用する
4.背景に合わせたカラーの服を着る
少しの工夫で顔の見え方は大きく変化します。自分がもっともきれいに映る方法を模索してみましょう。